行政書士は、自分の意思を貫くも、大きく稼ぐ働き方も自由自在です

行政書士の魅力は、自分で自分の働き方を開拓できることです。それがほかの国家資格と大きくちがうところです。同じように開業資格といってもたとえば税理士ですと、顧問会社の財務のお世話をする仕事の外へは、そんなには出ることができないと思います。社会保険や労働環境の整備をする社会保険労務士の仕事もそうです。その資格によって、やれることは大体決まってきます。ところが行政書士にかぎっては、その点が大きく異なるのです。

いまの私の仕事のボリュームは交通事故の損害賠償請求が全体の三分の一くらいです。街場に開業しているということもあり、飲食業等の営業申請や外国人就労者のビザの更新などを併せて生計を立てています。
少し話はそれますがいま私は34歳、開業して3年になります。たまには前の会社の同僚とお酒を飲む機会もあります。お互いの話をしてみて思うのは、いまのところは、どうやら保険会社に居残っていた方が収入は良かっただろうということ。しかし、損保マンのままでいたらやはり、いま味わえている仕事の充実感はなかっただろうということです。

いまの私が望んでいるのは、交通事故の損害賠償請求の仕事が全体の半分以上にできたらいいなということです。被害者を守るために始めた仕事ですから。
しかし、損害賠償請求の仕事は、行政書士の他の対象業務のように、こちらから営業を掛けられる性質のものではありません。ホームページに案内を出し、基本的にはお客さん待ちの仕事で、口コミで段々と広がっていく性質の業務です。
また損害賠償請求の仕事は、被害者様からの相談に始り、事故の内容によっては、一案件に決着をつけるまで半年・1年が掛ることもある息の長い仕事です。

私としても理想ばかりを追い求めて食べていかれるわけではありません。そのため生計立てるためのバランスを取るために、比較的需要がたくさんある飲食店の営業申請なども手掛けているわけです。

冒頭に申し上げた“自分で自分の働き方を開拓できる”とはそういうことです。もちろん市場の変化に敏感でいることは大事ですが、私もどうにかそう出来ているように、行政書士は自由自在に仕事の組み立てができるのです。

手前味噌に聞こえてしまうかもしれませんが、正義感といいますか、そういうものを一本柱に立てて他の業務で収入のバランスを取る働き方もできます。
また産廃業等のように次々新しい業者が出てくるニーズの高い分野を、効率重視で攻め、高い収入を上げる仕事の組み立て方も、行政書士にはできます。

一人で仕事をしているにせよ、独立開業者とは経営者です。自分で自分の働き方を決められる有難さは、会社員として苦い汁を吸ってきて私には身に染みています。

>>独立開業した行政書士に仕事や合格のポイントをインタビューしています。