受験の前に、行政書士として進む目的地をみつけましょう

私が行政書士のことを知るようになったのは、たまたま交通事故の損害賠償を仕事にしていたからです。しかし行政書士について詳しく調べてみると、その仕事の範囲の広いこと広いこと!
建築業や電気工事業の許認可申請もあれば、特許の申請、薬事法関連の認可もあり。パチンコ店やキャバクラの開業にも行政書士は携わっています。
また交通事故の損害賠償と同じニュアンスで、個人のサポートの方へ目を向けてみると、国際業務(帰化手続き等)や遺産の相続・遺言なども行政書士の守備範囲です。

私は、『交通事故の被害者の損害賠償を仕事にしよう』と、はじめから決めていました。ですから“広範過ぎる?”行政書士の業務の海におぼれてしまうことはありませんでした。
何をお話ししたいかと言いますと、これから行政書士を受験する方にとって行政書士の対象業務が広いことは、大きな魅力でもあり、また気をつけないと落とし穴にもなりかねないということです。

行政書士の主だった対象業務を数え挙げてみます。
◎建設業許可申請 ◎特殊車両通行許可申請 ◎旅行業登録 ◎風俗営業許可申請((キャバレー、料理店、社交飲食店、マージャン店、パチンコ店) ◎著作権登録申請 ◎旅館届出(登録) ◎プログラムの著作物に係る登録申請 ◎火気使用設備等の設置届 ◎貸金業登録申請 ◎電気工事業者登録申請 ◎介護保険制度申請 ◎産業廃棄物処理業許可申請? ◎国籍取得届等の手続 ◎在留期間更新許可申請  ◎宗教法人設立(規則認証)申請 ◎学校法人設立認可申請 ◎薬局開設許可 ◎化粧品製造販売許可 ◎医薬品製造販売許可 ◎古物商許可申請◎クリーニング所届出 ◎理容所届出 ◎不動産取得税申告◎交通事故の損害賠償 ◎遺言書の起案及び作成指導 ◎遺産分割協議書の作成 ◎内容証明郵便作成

実はまだまだたくさんあります。なんだか世界が一気に広がるような気分になりませんか?これらの対象業務に紐づいて、行政書士に扱える書類の数は、10,000種類を超えるといわれています
しかし、独立開業をして一人で仕事をするとして、手掛けることの対象業務はせいぜい2つか3つです。手広く対象業務を広げていらっしゃる書士さんのケースを見ても、対象業務10までが限度のようです。

これから行政書士の受験に向かうみなさんには、気が早いアドバイスかもしれませんが、試験に合格、開業後のイメージもある程度は描いておくことをお薦めします。目指す目的地がはっきりしてからではないと旅行には出かけられません。それと同じことなんです。いま携わっていらっしゃる仕事の関連やあなたの興味から、まずは将来の旅行先の目的地を探してみてください。

>>独立開業した行政書士に仕事や合格のポイントをインタビューしています。